このページでは、てっけんが製作しているレイアウトをご紹介します。
現在てっけんには、平成15年製造のレイアウトを改修した広大環状線レイアウトがあります。2011年の学祭までは旧レイアウトを改修し、平成17年に8の字複線エンドレスとして復活を遂げた茶屋町レイアウトがレイアウトがありました。また、最大12両編成の列車が置けるヤードもあります。
その他、宇品線特別企画として2006年に宇品線モジュールレイアウトを製作しました。製作の様子は宇品線廃止20年特別企画特設ページをご覧ください。
茶屋町レイアウトは2011年の学祭の展示後、解体されました。ご了承ください。
下の画像は、茶屋町レイアウトの簡略図です。サイズが大きいので、詳細なフルサイズの図面はこちらから見てください。
この案における主な特徴は次の通りです。
特徴
○基本は複線8の字、駅は橋上駅舎で、下を線路がくぐり抜けます。外部ヤードとの接続は複線、外周線との接続は単線です。また、裏・車両基地も装備されています。
○電動ダブルスリップポイントの使用によって、複線の片渡りを実現しています。
○8の字内部のヤードは、固定式ではなく随時組み立て式にします。
○一方の線はカーブを半径317mm以上に統一してあるので、新幹線も余裕・・・だと思いますが、実際のところわかりません。
○駅は茶屋町(瀬戸大橋線)をイメージ。
写真左上:駅外観を西側の広場から、右上:側壁を東側から
左下:駅構内(四国方)、右下:側壁内部・線路の様子(岡山方)
○裏車両基地装備。レイアウト裏の単線ヤード部分に列車をセットし、外周線へダイレクトに入線させるものです。外部の方の注目をほとんど浴びることなく入線できるので、突然列車が登場(入線)したかのように見せることができる・・・と思います。
○外部ヤードは、複線でこの新レイアウトと接続することにします。また、図でも解説しているように、連絡線の配置によってヤードはレイアウトの南北方向あるいは東西方向に並べることが可能です。
まだ細かい作業や、この学祭での使用を通して判明した改善点を除けばほぼ完成したと言っても良い新レイアウトです。 |
茶屋町駅をイメージした駅です。 |
余ったレールを置いてみました。 |
気づいた方が何人かおられましたが、某有名デパートの看板です。 |
平成18年度大学祭ではやっとゆめタウンが登場しました。 |
製作記
旧レイアウトの線路・地面をはがし、元の状態にもどします。 |
今度は表から見てみます。 |
横に開けた確認穴からのぞいてます。 |
あれから、かなり作業が進みました。 |
地下にもぐっていくところです。 |
70mm直線高架レールは存在しないので、140mmの高架を切ってつないで作りました。(レールは70mmのもの) |
おそらく、このレイアウト一番の見所であろうポイント群です。 |
ヨ氏「これってもしかして・・・」 |
ロン(模型が全車両横倒しになること)しても大丈夫なように、地下にもぐる曲線区間に柵を設けました。 |
地下商店街です。 |
よく見ると喫茶店やブティックのような洒落たお店になっています。 |
壁に貼り付けられているのはポスターです。 |
橋上駅舎の橋脚を取り付けました。 |
池にするつもりが、いつの間にか川になってました。 |
イメージとしては茶屋町です。 |
一番手前が1番線、奥へいくにつれて2、3、4番線となります。 |
KATOのフレキシブル線路とTOMIXの道床レールとの接合部分で、両社の線路規格の違いによってレールの高さが合わず、特に勾配部分ではそれにつまずいて脱線・・・ということが多々ありました。 |
2枚1組で使用します。計8線あり、入り口は複線となっています。
また、このヤードの大きな特徴は、「中間絶縁処理」が施されていることです。
鳥瞰図。8線ありますが、左(南側という設定)の5線と右の3線が入り口で集まり、複線で外部と接続します。 |
2枚のヤード板の連結部分手前です。線路は全てKATO製で、スライドレールで連結します。 |
平成17年の大学祭で使用したときに撮ったものです。 |
レイアウトとヤードを並行に並べたときの連絡線の状態です。 |
平成18年の大学祭では、レイアウトとヤードを直角に並べました。 |
次に、中間絶縁処理について説明します。
図の上側は、レールを真上から見たイメージです。図のレール右側に位置するポイントはKATOの固定式線路を使っているのですが、これが非選択式である(つまり、ポイントの分岐全てに電流が流れ、電動式のように分岐側にのみ流れるという構造になっていない)ため、分岐直後に絶縁し、必要なときにスイッチ1を閉じて電流が流れるようにしています。
しかし、これですと1線につきm車が1両(m車を含む列車1編成)しか置けないため、図のように中間部分にも絶縁を施し、スイッチ2を閉じない限りこの部分以遠のm車は動かない構造(図の下側参照)にしたので、最大2両のM車(M車を含む列車2編成)を留置することが可能になりました。
唯一の欠点としては、M車あるいは(ヘッドライト点灯、室内灯装備等により)前後の台車間で通電する構造のT車が中間絶縁部分をまたいだときには、絶縁の意味がなくなることです。