現在は全く歌われていませんが、鉄研の中でも珍しいということなので残しておきました。
れんげのはなを見たくて 飛び乗った列車は
茶色のすすけた客車の ローカル線
ガタゴトゆられて着いた 名前も知らない駅は
なぜか不思議さ故郷の においがした
れんげの中にホームがひとつ ひばりの声と汽笛だけ
れんげの花を見たくて ここまで来た僕は
れんげの花も見たけど 故郷も見た
夕焼けの海を見たくて 飛び乗った列車は
家路を急ぐ人の 帰り道
隣の人の話す 世間話聞いて
妙に疲れた心を なごませる
水平線に浮かぶ夕日 空飛ぶかもめも赤い色
夕焼けの海を見たくて ここまで来た僕は
窓辺にうつる海に 故郷を見た